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2021/11/05

SGST、温泉リゾートにサービスロボット「BellaBot」、「KettyBot」を本格導入。

IoT・AIソリューション開発の株式会社SGST（本社：東京都港区、代表取締役：小鹿泰光、以下当社）は、新型コロナウイルス対応として飲食店、レジャー施設、医療機関向けにロボットによる非接触サービス化の展開を進めています。

今般、ホテル・旅館を有する株式会社リロバケーションズ（Relo Vacations, Ltd.)（本社：東京都）のメルヴェール箱根強羅（神奈川県足柄下郡箱根町）において、レストラン内の「配膳・下げ膳・案内」をメインとしてロボットの利用がサービスの向上に繋がるかどうかを検証するための実証実験（POC）を実施しておりましたが、良好な結果を得たことで本格導入になったことをご報告いたします。

メルヴェール箱根強羅

【サービスロボット「BellaBot」、「KettyBot」の概要】

Pudu Robotics社（本社：中国深圳市、設立：2016年）の開発したBellaBotは優れた障害物回避能力や移動能力を有する最新式配膳ロボットです。４層構造の大型トレイ（最大負荷10Kg/トレイ）と親しみやすいデザインです。また、 KettyBotは汎用性の高いコンパクトタイプでありながら18.5インチの巨大広告画像をもち、 3層構造のトレイ（最大負荷10Kg/トレイ）で、 BellaBot同様コロナ感染症の防止や人件費削減に高い効果を発揮します。

ウイズコロナ時代における飲食店での非接触サービスの具体策として注目を集めるとともに人件費の削減に高い効果を発揮するものと期待されています。

https://www.youtube.com/watch?v=CKJXLpnNLes

レストラン花暦

【実証検証概要】

メルヴェール箱根強羅（神奈川県足柄下郡箱根町）は格式ある温泉リゾートとしての「顧客満足度CSと従業員満足度ES」を重視しており、ロボットの活用でサービス品質の更なる充実が実現できるかを確認する必要があります。主として「配膳・下げ膳」をロボットに担当させますが、御宿泊のお客様の方々に受け入れて頂けるかについて検証し運用面での改善/調整に向けて協議してまいりました。

POC実施期間：2021年8月27日（金）～9月9日（木）

　１.ホテル（フロント・レストラン）での省人化オペレーションの検証

　２.ホテル客室への部屋食対応（配膳・下げ膳）

　３.ロボット複数台の使用についてのオペレーション。例、案内専用。配膳・下げ膳専用

　４.チェックイン時のオペレーションの時短検証。（館内案内はロボットで実施。）今後検証予定。

　５.お客様へのサポート内容の充実化（人にしかできない業務の質の向上）

【メルヴェール箱根強羅の検証結果コメント】

ロボットの導入により、レストランでは効率良くお客様をご案内することができました。将来的には完全に自動化し、アテンドサービスはロボットを活用することで、その他のサービスの質を向上させていきたいです。

また、レストランでの配膳、下膳ヘルプも効率化に成功しました。ロボット機能として「誕生日モード」や「巡回モード」などのサービスは、お客様からご好評いただき、金額では表せないパフォーマンス効果もありました。

今後は、無人化でのお部屋への料理運搬等のカスタマイズも検討し、ロボット機能導入による効率化と、ホテルスタッフによるサービスを融合させ、お客様により満足いただける、新時代に合ったホテルサービスを追求してまいります。

メルヴェール箱根強羅

【当社のロボットソリューションについて】

当社では新型コロナウイルス対応で疲弊する飲食店や医療機関スタッフの負荷軽減を目的として、 AI搭載のロボットによる非接触サービス化を提案しております。飲食店での配膳ロボットの活用で感染リスクの低減や人件費削減が期待できるだけでなく、医療機関における紫外線照射ロボットの活用で効率的な除菌作業を実現しています。また、規模の大きい病院では、院内の案内係ロボットとしての活用も提案してまいります。